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恒山廟群

寺院が集中しており、規模が大きい

恒山主峰の天峰嶺は、標高2016.1メートルで、五岳の中で標高は華山に次いで2番目です。

 

恒山を遠望する

 

恒山は自然の景観が美しく、多くの名勝があり、有名な十八勝があります。それは、「磁峡の煙雨、雲閣の虹橋、雲路の春暁、虎口の懸松、果老の仙跡、危岩の夕照、断崖の啼鳥、幽窟の飛石、龍泉の甘苦、茅窟の煙火、金鶏の報暁、玉羊の遊雲、紫峪の雲花、石洞の流雲、仙府の酔月、弈台の鳴琴、脂図の文錦、岳頂の松風」です。

 


危岩の夕照

 


石洞の流雲

 

恒山は道教の名山であり、道教の多くの名山の中でも高い地位を占めています。東晋の『道跡経』では、神仙の住む場所を十大洞天、三十六小洞天、七十二福地に分類していますが、恒山は三十六小洞天の中で5番目にランクされ、道教の第五小洞天となっています。恒山で最も古い道教建築である「寝宮」は、北魏太武帝太延元年(435年)に創建され、明代までは恒山の本殿でした。

 


恒山寝宮

 


103段の階段

 

北岳本殿「貞元殿」への必経の道で、地面との角度は45度、階段は全部で103段あります。

 


北岳恒山本殿

 

北岳本殿の貞元殿は、恒山の半山腹の断崖絶壁に寄り添うように建っており、「恒宗殿」とも呼ばれています。ここは北岳大帝が朝見を行う場所であるため、「朝殿」とも呼ばれています。北岳本殿の建築群は、伝統的な院落式の宗教建築で、山腹に建てられており、全体として立体的な構造になっています。下から上へ、本殿の階段の両側には青龍殿と白虎殿があり、その上部両側には鐘鼓楼があり、中央には北岳大殿である貞元殿があり、その両側には更衣楼と蔵経楼があります。

 

北岳大帝

 

貞元殿に入ると、中央の神龕には北岳大帝である顓頊が祀られており、地元の人々は「恒山爺」と呼んでいます。北岳大帝は全身が金で造られており、冕冠をかぶり、黒袍を着て、帝王の風格を漂わせています。北岳大帝の上方には、「化垂悠久」の四文字の扁額が掛けられており、これは清代の康熙帝の御筆によるものです。「化垂悠久」とは、北岳大帝の世人への教化が永遠に続くという意味です。この扁額は木製の金箔押しで、日本の伝統的な木彫りの透かし彫りの技法が用いられており、扁額の周囲には9匹の五爪の金龍が生き生きと表現されており、高い芸術性を示しています。

 


「化垂悠久」の四文字の扁額

 

地元には恒山に関する2つの祭りがあります。1つは旧暦4月8日で、恒山の伝統的な廟会です。もう1つは旧暦8月10日で、北岳大帝の誕生日です。地元の人々は、この2日の早朝に恒山に登り、「恒山爺」を祭る習慣があります。

 


会仙府

 

会仙府は、恒山にあるすべての建築の中で最も高い位置にある道観で、神仙が集まる場所です。会仙府の建物は、天然の岩窟に位置しており、窟の前には何本かの古柏があり、窟内には崖に沿って観が建てられています。ここは、恒山の十八景の一つ「仙府酔月」があります。

 


九天宮

 

九天宮は明代に創建され、殿内には道教の女神である九天玄女が祀られています。九天玄女は道教において非常に高い地位を占めており、黒い大鳥から変化したと伝えられています。元々は鳥頭人身の姿で、『詩経』には「天命玄鳥、降而生商」と記されており、商の祖先でもあります。九天宮は地元では「奶奶廟」とも呼ばれ、子宝祈願や子供の健康を祈る宗教建築です。
 

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